
書名:韓日の歴史懸案をめぐる国際法的な再照明
著者:金富子、趙時顯、河棕文、梁鉉娥、朴培根、文圭石、李根寬、吳美英、金炯晩、洪晟弼、崔泰鉉/669頁
2009年1月16日発行/ISBN-978-89-6187-082-5
本書は韓日間の歴史問題に関連した様々な国際法的な課題を再照明し、その研究結果と対応策を盛り込んでいる。
まず、共同研究として「日本軍「慰安婦」問題と2000年女性国際戦犯法廷-国家の関与と強制性を中心に」をテーマに国際法学者2名と歴史学者2名が学際的な研究を通じて日本軍「慰安婦」問題と関連した歴史の真実や法的問題を究明している。
そのほかにも、日本の国際法学会誌に表れた日本による大韓帝国への国権侵奪に関する保護国論争の内容と動向に対する研究、東京裁判における日本の戦争責任に関する研究、「請求権」問題の解決に向けたサンフランシスコ講和条約と対イタリア講話条約との比較研究、国際人権基準から検討した在日韓国人問題の解決策の研究、在日韓国文化財の返還促進に向けた国際法的な研究、日本軍「慰安婦」問題をはじめとする日本とアメリカにおける戦後補償訴訟に対する研究など韓日の歴史問題に対し国際法の視点から踏み込んだ議論を展開している。
目次
日本軍「慰安婦」問題と2000年女性国際戦犯法廷-国家の関与と強制性を中心に
朝鮮人「慰安婦」の戦時動員/金富子
ー「慰安婦」制度の強制性を再検討する
2000年日本軍性奴隷戦犯の女性国際法廷と日本軍「慰安婦」問題に対する新たな理解の可能性/趙時顯
日本軍慰安所システムへの国家の関与に対する歴史的考察/河棕文
ー慰安所の性格と慰安所業者・「慰安婦」の身分を中心に
2000年女性国際戦犯法廷に見る被害者の証言と法言語との出合い/梁鉉娥
ー体系的な強姦と性奴隷制を中心に
韓日における国際法的な問題
日本国際法学会誌に表れた韓国侵奪と関連した研究の内容と動向/朴培根
ー保護国論争を中心に
東京裁判における日本の戦争責任に関する研究/文圭石
サンフランシスコ講和条約と対イタリア講話条約との比較研究/李根寬
ーいわゆる「請求権」問題の解決を中心に
国際人権基準から検討した在日韓国人問題の解決策の研究/吳美英
在日韓国文化財の返還促進に向けた国際法的な研究/金炯晩
日本における戦後補償訴訟に対する国際人権的考察/洪晟弼
アメリカにおける日本軍「慰安婦」と関連した訴訟の研究/崔泰鉉