財団は、青少年の正しい歴史認識の形成と北東アジア平和共同体の基盤づくりを目的として、「2026北東アジア歴史交流活性化事業」を支援している。その一環として、江原道の育民館中学校(5月31日~6月3日)および忠清北道の世明高等学校(6月10日~14日)の生徒たちが中国の学校を訪問し、歴史と文化を通じて国境を越えた友情を育んだ。
育民館中学校の生徒たちは、3泊4日にわたり天津市周辺の歴史遺跡を訪問し、天津外国語大学附属高新区海洋外国語学校を訪れた。
生徒たちはまず北疆博物院を訪れ、天津の自然史と文化について学んだ。翌日には「国際子どもの日」の行事や芸術展覧会を見学し、中国の生徒たちと共同授業に参加した。
特に、中国伝統楽器である古筝(こそう)の体験や、育民館中学校の李彦鍾教諭による歴史・文化共同制作授業は大きな反響を呼んだ。授業後には生徒同士がSNSを交換し、今後も交流を続けることを約束した。また、学校関係者は今後の教育交流に向けた協議を行った。
3日目と最終日には、天津博物館、イタリア風情街、古文化街、民俗風情文化博覧園広場、五大道文化観光地区などを巡る歴史文化探訪を実施した。
生徒たちは、北東アジア近代都市文化の変遷と韓中両国の文化交流の歴史を現地で直接学ぶ貴重な機会を得た。
世明高等学校の生徒たちは、江西省豊城市で4泊5日の交流活動を行い、豊城中学との学校交流および歴史文化探訪に参加した。
この交流は、両国の青少年が歴史の現場を共に訪れ、正しい歴史認識を共有しながら相互理解を深めることを目的として実施された。
豊城市到着後、生徒たちは温かい歓迎を受けながら交流を開始した。2日目には世明高等学校の林炳龍教諭による授業が行われ、その後「韓中友好文化授業」として両国の伝統音楽やダンスの披露、スポーツ交流などが実施された。
3日目には、壬辰倭乱の露梁海戦において朝明連合軍の将軍として戦死した鄧子龍将軍の墓所と銅像を訪れ、韓中連帯の歴史を学んだ。
さらに、自動運転車工場の見学や押し花制作体験を通じて、中国の産業と伝統文化の両面に触れた。
龍光書院、剣邑博物館、洪州窯博物館を訪問し、陶芸制作体験や歴史遺跡の見学を行った。
参加した引率教員は、「生徒たちが開かれた心で交流し、正しい歴史的共感を育むきっかけとなった」と評価した。
■ 未来世代が切り開く北東アジア平和への道
今回の交流は、互いの違いを尊重しながら理解し合う「和而不同(わじふどう)」の精神を確認する機会となった。
参加した生徒たちは、「偏見なく交流し友情を築くことができ、とても意義深かった」と語り、互いを深く理解する貴重な経験になったと振り返った。
財団は今後も、未来世代が正しい歴史認識と相互理解を基盤として北東アジア平和共同体の構築に貢献できるよう、現場体験型の歴史交流事業を継続して推進していく予定である。