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東北亜歴史財団ニュース

東北アジア歴史財団ニュース 9月号
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2025.9
 
光復前後の韓国現代史への立体的なアプローチ ― 光復80周年記念国際学術会議を終えて ―  財団は光復80周年を迎え、ソウル大学と共同で国際学術会議を開催しました。 本会議では「光復前後の韓国現代史」をテーマにした7つのパネルで、25件の発表が行われ、 脱植民地化と米軍政、制憲国会の政治、北朝鮮の形成、戦争犯罪と記憶などの主要な論点を深く掘り下げました。 特に、スタンフォード大学スティーブン・コトキン(Stephen Kotkin)教授の基調講演は、 解放前後の韓国現代史を国際秩序の変化という視点から新たに捉える機会を提供し、世界史的文脈の中で韓国史の位置づけと課題についての洞察を示しました。 今回の学術会議は、単なる歴史の再照明にとどまらず、韓国現代史研究の地平を広げ、国際的な学術ネットワークを強化する契機となりました。 (写真)スティーブン・コトキン(Stephen Kotkin)
 
未来を開く「対話の窓」 ― 2025年日韓国際学術会議《日本から見た韓日関係》 ―  7月21日、「日本から見た日韓関係:社会・歴史・政治」をテーマに国際学術会議が開催されました。 沖縄返還と韓日関係、在日韓国人被爆者の統一志向、 甲午改革の強権的な変容、麗水・順天蜂起と植民地遺産、在日朝鮮人の法的地位など、 多様なテーマを深く議論しました。 韓日両国の研究者による生産的な学術対話を通じて、 冷戦期の北東アジアの国際情勢の中での日韓関係の複雑さと多層的な構造が、改めて確認されました。 特に、日本国内における韓国関連研究者同士の総合的な交流の機会が限られている状況において、本会議は日韓間の歴史的対立に関する議論の地平を広げ、相互理解を促進する、貴重な学術ネットワーク構築の基盤となりました。
 
日韓歴史教科書の記述比較と相互理解 ― 第2回日韓歴史教育フォーラム ―  財団は、「日韓歴史教科書の記述比較と相互理解」をテーマに、 第2回日韓歴史教育フォーラムを開催いたしました。 本フォーラムには日韓両国の教科書執筆関係者が参加し、世界史的な視点から相互尊重と共感の土台を築くとともに、両国の教科書記述が抱える限界について批判的に考察し、 日韓共同教科書の制作の可能性についても議論が交わされました。 また、3泊4日にわたるソウルでの歴史文化探訪および百済歴史遺跡地区のフィールドワークを通じて、 自国中心の歴史認識を越えた、バランスの取れた視点を育む契機となりました。 これにより、日韓の歴史教育における実質的な協力基盤が築かれました。
 『東北アジア歴史フォーカス』第14号 「ロシアの戦争:韓半島からウクライナまで」  プーチン大統領による24年ぶりの平壌訪問と、約3万人に及ぶ北朝鮮軍のウクライナ派兵により、ヨーロッパの戦争が北東アジアにまで波及しています。 韓露国交正常化35周年を迎えた今回の第14号では、 特集テーマとして「ロシアと韓半島」を掲げ、ロシア・ウクライナ戦争が東アジアの安全保障に与える影響を多角的に分析しました。 ヨーロッパの研究者による韓半島の情勢分析など、 19世紀から現在に至るまでの韓露関係の歴史的構造を展望しながら、 北朝鮮の核問題を超えた、実効性のある新ユーラシア戦略の構築の必要性を提起しています。
 
教育現場の課題を共有し、新たな方向性を探る ― 2025年「東アジア史」教員研修を終えて ―  財団は、中等学校の歴史教員を対象に、東アジアに関する教員研修を実施しました。 本研修は、教育現場が直面する課題を共有し、実践的な解決策を模索する場となりました。 VR資料の活用や、短い概念映像の開発など、具体的かつ実践的なアイデアが提示されました。 参加教員からは、教科への理解が深まったという肯定的な反応が寄せられ、 複雑で難解な「東アジア史」という教科の限界を克服し、 教員の専門性向上に貢献する、有意義な研修となりました。
 
地域社会と共に歩む財団 ― 「伝統市場に行く日」で続ける共生の歩み ―  財団は2011年以来、西大門区の永川(ヨンチョン)市場との姉妹提携を基盤に、 「伝統市場に行く日」プログラムを運営しています。 年4回定例化されたこの取り組みでは、季節ごとの特色ある商品を購入し、職員と分かち合うことで、地域経済の活性化に貢献しています。 このプログラムは、短期的な成果よりも、持続可能な地域社会への貢献モデルとしての意義を持ち、公共機関としての社会的な責任と役割を実践するための大切な基盤となっています。
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