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題名: 2008年度沿海州クラスキノ渤海城の韓 ‧露共同発掘報告書
The 2008 Excavation Report on the Kraskino Site in Primorsky Krai
東北アジア歴史財団ㆍロシア科学院極東分所
歴史考古民俗学研究所 編 (NAHF· IHAEFE eds.)
菊倍判 537ページ(A4 537p)
2010
20,000 (US $17)
ISBN 978-89-6187-175-4
ロシアの沿海州は、韓国の近現代歴史と非常に密接な関わりがあり、研究者が実際に接することのできる渤海遺跡が分布している地域でもある。豆満江の向う側、中国との国境地域にある沿海州のクラスキノ渤海城は、文献によると、渤海時代に62州の一つだった塩州があった場所で、1960年代にロシアの考古学者らによって本格的な発掘が始まった。本書は1992年韓国とロシアの国交正常化後に行われたクラスキノ渤海城発掘の伝統を継承しつつ、およそ20年を迎える韓露共同発掘の成果を記録している。特に、2008年度の発掘では、渤海文化層に対する集中発掘を行い、渤海初期の文化層と高句麗文化との関係を探ったが、渤海文化層の地層発掘と出土試料の年代測定を通じてクラスキノ城の築城年代を確認し、高句麗との関係を考察した。
なお、かつての沿海州の地政学と生態環境の中で当時の渤海人の生活像を復元し、渤海の歴史が東アジアを越えて真の韓国史の一部であることを示している。
目 次
•調査内容
Ⅰ. 調査の現状及び遺跡の地理的環境
1. 2008年度クラスキノの調査概要
2. クラスキノと周辺地域の地理的環境
3. クラスキノ城跡の現状と研究史
Ⅱ. 2008年度の発掘
1. 第37区域
2. 第41区域
3. 第40区域
Ⅲ. 考察
1. 主要遺物に対する考察
2. 出土土器と瓦に対する考察
3. 出土土器明文に対する考察
4. クラスキノから出土した明文「道隆弘知」に関する少考
5. 2008年度の発掘の意義と年代、今後の展望
Ⅳ. 結び- 2008年度調査と今後の展望
付録1. クラスキノ城跡地に対する科学的な分析
付録2. クラスキノ渤海城から出土した軟体動物遺存体に関する研究
付録3. 木炭試料の絶対年代の測定値•図