延世大学国際学大学院·孫洌教授招請 水曜フォーラムを開催
- 米·中競争の中の東アジア地域主義 -
財団は、去る6月26日(水、11:50〜13:30)11階の大会議室で延世大学国際学大学院·孫洌教授を招き、「米·中競争の中の東アジア地域主義」というテーマで水曜フォーラムを開催した。
孫教授は、今回の発表で、米中関係の競争構図の中で現れる東アジア地域主義の形を「①ナショナリズムの復活、②安全保障上の利益の衝突、③経済的な相互依存の深化」など、大きく3つのカテゴリに分けて説明した。
韓日間の「ウォン·円」通貨スワップ延長の解消については、最近さらに悪化した韓日外交関係からも分かるように、各国のナショナリズムが経済的にも大きな影響を及ぼしているとし、北東アジアは、「政経分離の原則が十分守られず、政経連携の状態にある」と主張した。
最後に、米・中両国の競争の中で、韓国が当面する課題を解決するためには、多国間制度を通じた政経分離と政経連携の好循環構造を確保することが重要であると強調した。それだけでなく、「韓国は中堅国との連携を通じてアジア外交の多角化を図るなど、制度的な仕掛けづくりが必要である」と見解を述べた。