第6回歴史映像シンポジウム開催
東北亜歴史財団(理事長・金学俊)は、7月19日(土)、立教大学で「共生社会を迎えた日本と韓国、そこに生きる若者たち」というテーマに第6回歴史映像シンポジウムを開催した。
本シンポジウムでは、排他的な民族観を固執する世代と異なり、日本と韓国で自らのアイデンティティーを模索しながら一生懸命に生きる若者たちの姿に焦点を当てた。サッカー選手・鄭大世(チョン・テセ)の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『TESE』と韓国の多文化家庭(国際結婚、移民者の家庭)の物語を取り上げた韓国映画『ワンドゥギ』を上映した。『TESE』の姜成明(カン・ソンミョン)監督と『ワンドゥギ』に出演した、現在国会議員のイ・ジャスミンさんを招いて観客との対談を行った。
1部と2部の間には、立教大学の教授と学生8人によって元慰安婦のハルモニ(おばあさん)の実話を絵本にした「花のおばあちゃん」の朗読会が行われた後、日本軍慰安婦をテーマに観客との対話が続き、好評を得た。