題名 : 高句麗を訪ねて
東北亜歴史財団 編
東北亜歴史財団ㅣ新菊判ㅣ224ページㅣ12,000ウォンㅣ2009年2月16日
ISBN 978-89-6187-078-8-03900
踏査は歴史の現場を訪ねる探求の旅であり、本で学んだ知識を完全に自分のものにする過程だ。踏査旅行は、字と絵で理解されていた歴史を生きて呼吸するものに変え、目と心で歴史を感じるようになる過程でもある。これに現場の歴史的由来と遺跡がもつ意味を教えてくれる案内書があれば、言うまでもなく甲斐のある踏査になるだろう。東北亜歴史財団で高句麗を訪ねて旅立つ旅行者のためにガイドブックを制作した企画意図はまさにここにある。
中国では東北地方、我々には満州という名前で馴染み深いこの地域は、高句麗が国を建て、発展の土台を築いたところだ。高句麗が首都を平壌に移した後は、中国王朝や草原地帯の遊牧勢力に立ち向かって国土を守る防御地域でもあった。そのようなことから、この地域は高句麗の出発から成長、さらに滅びていったすべての歴史に接することができる最適の踏査地であると言えよう。桓仁と集安は高句麗の首都だった街である。桓仁は朱蒙が国を建てて初めて首都にした場所で、鴨緑江中上流地域の中心国家として成長していた高句麗初期の歴史が残っている。さらに、二番目の首都である集安で高句麗は400年余りのダイナミックな歴史をつないでいった。
桓仁と集安にはざっと目を通すだけでも時間が足りないほど多くの遺跡がある。本書では桓仁と集安で必見の主な遺跡を紹介している。それに加えて記録として伝えられているエピソードを紹介し、素朴な解釈を付けている。満州には桓仁と集安だけでなく、高句麗の歴史を垣間見ることができる様々な街がある。その代表格の瀋陽と丹東という大都市は、現在中国の東北地方では指折りの街だが、当時は遼河方面と黄海への交通路が通じていた要所であり、主な拠点だった。また遼東半島には、見捨てられた多くの高句麗の山城が長い年月を耐えて毅然として残っている。これらの城閣を見て回り、高句麗がわが民族の歴史の中で最も膨大な領土を支配していたことを心から実感してほしい。地図と踏査コースが表示されており、携帯して現在の位置を把握し、付近の遺跡所在を見定めることもできるだろう。せっかくの旅でその瞬間ごとに高句麗と接することができる機会をつくってもらいたい。
目次
第1部 高句麗への初の旅
• 桓仁
1. 踏査に先立って
2. 踏査する - 高句麗の初の都への旅
• 集安
1. 踏査に先立って
2. 踏査する - 華やかな高句麗文化の華を見る
• 瀋陽
1. 踏査に先立って
2. 踏査する - 高句麗へのドアを叩く
• 丹東
1. 踏査に先立って
2. 踏査する - 大陸に通じる海路と陸路への要所
第2部 高句麗の城を訪ねて
• 高句麗の千里の長城
1. 踏査に先立って
2. 踏査する - 城の国、高句麗
• 首都の防御城
1. 踏査に先立って
2. 踏査する - 高句麗の鉄壁の防御線を訪ねて
画報 城、高句麗の息吹が漂うところ