題名 : (東北亜歴史財団企画研究 31)
近代満州に関する資料の探索
韓錫政 外 著
東北亜歴史財団ㅣ新菊判ㅣ226ページㅣ11,000ウォンㅣ2009年12月8日
ISBN 978-89-6187-155-6-93910
研究の「四角」であり周縁部に過ぎなかった20世紀初めの満州は、冷戦時代の北東アジアの政治・経済・文化に大きな影響を及ぼした。また多文化・多民族社会が声高に叫ばれているグローバル化時代にも大きな意味を持つ顕在的な存在だ。さらに朝鮮族出身労働力の国際的な広がり、北朝鮮の変動など、将来的に予測される変化を理解するうえでも重要な地域である。本書はこのような近代満州の顕在的意味を探求し、近代満州関連資料を追跡しやすくするために製作された。また満州研究の海外ネットワークの構築と予備的探索を通じて満州研究において緊急な課題から長期的な課題にわたった研究を提案している。満州に対してはいくらその重要性を強調しても行き過ぎではない。満州は北東アジアの現在、特に韓国と北朝鮮に大きな影響を及ぼす顕在的意味をもつ存在だからだ。中国の東北工程や日本の独島に対する領有権主張といった挑発に成熟した姿勢で対処するためには継続的な研究が必要だろう。
目次
• 総論 /韓錫政
Ⅰ. 研究の背景
Ⅱ. 研究の概要
Ⅲ. 政策提案
• 近代満州の予備的探査 ─嶺南地域の満州帰還者、国内における満州に関する資料、そして文化研究 /韓錫政
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 国内における満州に関する資料
Ⅲ. 嶺南地域の満州帰還者に対する追跡
Ⅳ. 韓国文化に及ぼした満州の影響
Ⅴ. 結び
• 近代満州に関する海外資料の収集と整理 /鄭安基
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 海外地域の近代満州に関する資料
Ⅲ. 近代満州に関する主要史料群の解題
Ⅳ. 最近の満州に関する海外研究書
Ⅴ. 研究の結論と学術政策の提言
• 満州国政治史の研究のための基本・深化資料及び国内資料 /任城模
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 満州国政治史の研究のための基本資料-伝記・回想記資料
Ⅲ. 満州国政治史の研究のための深化資料-戦争責任と731部隊
Ⅳ. 満州国政治史の研究と国内資料-都市研究と新聞資料
Ⅴ. 結び
• 間島談論の研究史的検討 /金基勳
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 間島談論の形成と展開
Ⅲ. 結び
• 日本における「満州国」研究の現状と課題 - 共同研究を中心に /田中隆一
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 1980年代以前の研究の現状
Ⅲ. 1990年代以降の研究の現状
Ⅳ. 結び
• 研究資料と参考文献
Ⅰ. 満州帰還者3人に対する面接要約
Ⅱ. 釜山・慶尚南道、大邱・慶尚北道、ソウル地域の満州に関する資料
Ⅲ. 近代満州に関する海外資料
Ⅳ. 満州国政治史の研究のための基本・深化資料及び国内資料
Ⅴ. 間島の領有権に関する資料
Ⅵ. 日本における「満州国」研究に関する資料